2024年04月08日
悲しきかなクモ爺さん
我がマンションの近くの一軒家に住む爺さん。
どうやら同居の家族は、いないみたいだ。奥さんに先立たれたのか、出ていかれたかは不明だ。
俺は、自分の方が嫁さんより先にあの世に行くと思っているので、1人残された日々を想像した事は無い、想像したくも無いが···
で、その独居爺さん、家が丁度庭を道路に面する形で建てられているので、庭から道路を通る人を垣根越しに観察する事が出来るのだ。
しかも、その垣根は、丁度通りすがりの知人と話が出来る様になんか『みどりの窓口』みたいに、50センチ四方がポッカリと空洞になっているのだ。そこを通りがかった知人や小学生を一人も見逃さずにおしゃべりの相手としてゲットする強い思いが込められている気がする。
爺さんの家の横を通る度に必ずと言っていい程、その爺さんが縁側に座って、話し掛けられそうな『獲物』を狙ってギロリと眼を光らせている。まるで巣を張って獲物を待つクモの様に。何度かクモ爺さんにゲットされた町内の人や小学生を見かけた、獲物とうれしそうに話す爺さん、本当にクモの様だった。
確かにその爺さんは変わり者で、町内の年寄りとは距離を置いているし、多分嫌われているみたいだ。
今日も出掛ける時にその家の前を通ると、大きな音でラジオを響かせながら縁側に座って『マンハント』中のクモ爺さんがいた。「寂しいから、誰か話し掛けてぇ~!」と叫んでいるようにみえて仕方無かった。寒い時でも、マンハントに関しては、寂しさが勝つのでそこはブレないのだ。風邪ひくぞ・・・
もうどこかへ行って楽しむ体力も気力も財力も機動力も人脈も無くなってしまったのであろうか?反面教師なクモ爺さんなのである。
嫁さんとこのクモ爺さんを見かける度に「寂しいんだね、家族すら遊びに来なくて人との接触に飢えてるんだね。可哀そうに、多分自業自得、因果応報なんだろうけど、あんな年寄りにはなりたくないねぇ。」と話している。
俺はどんな年寄りになるんだろうか・・・
いや、もう年寄りではないか!
クモ化していないぞ!!
あなたの周りにもきっとクモ爺さんがいる・・・
どうやら同居の家族は、いないみたいだ。奥さんに先立たれたのか、出ていかれたかは不明だ。
俺は、自分の方が嫁さんより先にあの世に行くと思っているので、1人残された日々を想像した事は無い、想像したくも無いが···
で、その独居爺さん、家が丁度庭を道路に面する形で建てられているので、庭から道路を通る人を垣根越しに観察する事が出来るのだ。
しかも、その垣根は、丁度通りすがりの知人と話が出来る様になんか『みどりの窓口』みたいに、50センチ四方がポッカリと空洞になっているのだ。そこを通りがかった知人や小学生を一人も見逃さずにおしゃべりの相手としてゲットする強い思いが込められている気がする。
爺さんの家の横を通る度に必ずと言っていい程、その爺さんが縁側に座って、話し掛けられそうな『獲物』を狙ってギロリと眼を光らせている。まるで巣を張って獲物を待つクモの様に。何度かクモ爺さんにゲットされた町内の人や小学生を見かけた、獲物とうれしそうに話す爺さん、本当にクモの様だった。
確かにその爺さんは変わり者で、町内の年寄りとは距離を置いているし、多分嫌われているみたいだ。
今日も出掛ける時にその家の前を通ると、大きな音でラジオを響かせながら縁側に座って『マンハント』中のクモ爺さんがいた。「寂しいから、誰か話し掛けてぇ~!」と叫んでいるようにみえて仕方無かった。寒い時でも、マンハントに関しては、寂しさが勝つのでそこはブレないのだ。風邪ひくぞ・・・
もうどこかへ行って楽しむ体力も気力も財力も機動力も人脈も無くなってしまったのであろうか?反面教師なクモ爺さんなのである。
嫁さんとこのクモ爺さんを見かける度に「寂しいんだね、家族すら遊びに来なくて人との接触に飢えてるんだね。可哀そうに、多分自業自得、因果応報なんだろうけど、あんな年寄りにはなりたくないねぇ。」と話している。
俺はどんな年寄りになるんだろうか・・・
いや、もう年寄りではないか!
クモ化していないぞ!!
あなたの周りにもきっとクモ爺さんがいる・・・
Posted by NAOソロ at 16:46│Comments(0)